ぼくは自尊心の強い男だと思います。この自尊心は、どうかすると<うぬぼれ>につながります。うぬぼれ「慢心」(まんしん)は根本的な煩悩の一つに数えられます。
「他人の悪を能く見る者は、
己が悪これを見ず」(『等寺院御遺書』)
仏教では「驕慢」(きょうまん)といいます。他と比較しておごりたかぶることです、つまり(うぬぼれる>ことです。「人の癖見てわが癖直せ」。なんて言葉がありますが、他人を批判しすぎたり、自身を過大評価する人は、その時点で成長が止まるそうです。ぎゃ、ぼくの俳句がいっこうに成長しないのはそのことが原因かも?