<こだわり>がないと進歩はありません。でも、間違って<こだわる>と苦しくなるのも事実です。それをなくすには?「法爾」(ほうに)、つまり自然界の法則に戻ることです。
「はじめもよく 中ほどもよく おわりもよく」(阿含経)
「法爾」(ほうに)とは、法(物事)のあるがままの状態をいいます。生まれたら死ぬ。出会いがあれば別れが来る・・これに逆らい<こだわる>と苦しくなります。この「苦」から逃れるには、自然界の真理(法爾)に目覚めるほかありません。法然上人は「法爾自然」(ほうにじねん)から「法然」(ほうねん)と号されて浄土宗を開かれました。