木魚歳時記

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木魚歳時記 第648話

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 ガラス細工のような神経のぼくは<がき>の頃より変な子として、迷惑をかけていたようです。いまでも<変態爺>の片鱗は充分に残しておりますが・・

 「ぱさぱさに乾いてゆく心を、ひとのせいにするな
   みずから水をやり怠っておいて」(茨木のり子

 「餓鬼」(がき)は、ほんらい<死せるもの>の意味であります。ところでヒンズー教では、死後しかるべき供養がなされないと、祖霊となれずに死者霊となってさまようという思想があります。これが仏教にも取り入れられ、釈迦の弟子である木蓮尊者の救母説話を生み出したともいわれます。いわゆる「盂蘭盆」(うらぼん)・<お盆>の行事の由来です。「施餓鬼」(せがき)仏事の由来です。

    黒鯛をたぐりて闇のしたたりぬ