木魚歳時記

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木魚歳時記 第639話

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 「有縁・無縁」(うえんむえん)とは、文字どおり「自分とかかわりのある者とそうでない者」の意味です。世の中は、どうかするとこれで動いています。

「一人の人には必ず一人だけの立場の
 あることを信じよう。それを発見しよう」(有島武郎

 仏教でいう有縁とは、仏・菩薩の教えを聞いて悟りを得る「機縁」(きえん)を持っている衆生のことを指します。これを<有縁の衆生>と呼びます。したがって<無縁の衆生>はそうでない人々を指すわけです。「一切衆生同発菩提心」(いっさいしゅじょうどうほつぼだいしん)、つまり、有縁の衆生も無縁の衆生も、同じく悟りの道に至ることを願うのが釈迦の教え・仏教の基本的立場です。

    村七戸はづれて泛ぶ桐の花