木魚歳時記

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木魚歳時記 第617話

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 仏像の風貌は、インドのガンダーラ仏に始まり、マトゥーラ仏と変遷し、グプタ王朝(4-5世紀)に理想化され均整のとれた形として頂点をきわめた・・といわれています。

 日本に、仏教と仏像が招請されたのは6世紀の前半ですが、飛鳥・白鳳時代は、中国の北魏東魏、北斎、北周様式と呼ばれる仏像が、朝鮮を経由して伝えられました。奈良・平安時代初期には、初唐、中唐、晩唐の仏像様式が直接に中国から伝えられました。また、平安時代後期になると、遣唐使の廃止もあり、日本独自の仏像様式(和様)が形成されますが、鎌倉時代にはふたたび中国宋代の仏像様式の影響を受けることになります。しかし、いずれの場合も日本独自の様式へと消化する努力のあったことは見逃せません。

      啓蟄や右顧左眄する中立派