木魚歳時記 第616話

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 仏像といえば、広義には<仏画>も含めていう場合もあるようですが、一般的には<仏像彫刻>を指して仏像と呼びます。

 仏像の姿勢は、立像と坐像に大別されます。特殊な形としては、「涅槃」(ねはん)に入った釈迦をあらわす<寝釈迦>つまり仰臥像もあります。立像は、両足をそろえて直立する形と、体の重心を片足にかけ他方の足を軽く踏み出す遊足(ゆうそく)の二種類があります。また、坐像は、両足の甲をそれぞれ他方の大腿部に乗せて組み合わせる「結跏趺坐」(けっかふざ)が基本形です。また、片足をはずしたり、外した足を台座から垂らす形を半跏座像(はんかざぞう)といいます。外した足と反対の手指を頬にあてた思唯(しゆい)の形をとる形を半跏座思唯像(はんかざしゆいぞう)といいます。

      ポイ捨ての二輪光らせ春の雨