木魚歳時記

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木魚歳時記 第591話

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 「愛」という人間にとって最も基本的な行為とのかかわりの中で、仏教の実践として最も重要とされる「慈悲」について考えてきました。

 私たち人間にとって「自分が愛おしい」という気持ちはごく素直な気持ちでしょう。仏教では「自分が愛しいものであるがゆえに、人間として、真実の生き方をなすべき」とあります。また「自分が愛しいものであれば、他人にとっても、その自己は愛しいものに違いない」と説きます。ですから「わが身を愛しいと思うならば同じことを他人にもなせ」。これが、仏教における「慈悲」の原点となります。人間にかぎらず、生きとし生けるものすべてに対する<いつくしみ>の行為、これが仏教の「慈悲」なのです。

        弁天のごとく艶々初詣