木魚歳時記 第511話

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 小春日和なので、ごんのお布団を干しました。やるだろうとは思っていたけど、やっぱり目ざとく見つけて、日なた臭くなるまで寝転んでいました。ごんもフカフカです。(ごんママ)

 「色は匂へど、散りぬるを、我が世誰ぞ常ならむ、有為(うい)の奥山、今日(けふ)越えて、浅き夢見じ、酔(え)ひもせず」(『いろは歌)』とあります。いろんな「欲望」への執着(こだわり)から開放されて、日々、ありがままで暮らせるようになれば、どんなにか素晴らしいでしょう ! 野に咲く花が、時いたれば咲き、時すぎれば散ってゆくように・・・仏教が説く「無常」を自覚すれば、野に咲く花のように<ありがまま>に暮らせるのです。チャンチャン。

   花街に塔の影引く秋の暮