木魚歳時記 第507話

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 木魚さん、いよいよ「無常」ですか、なにか凄く楽しみです。野良猫の一家がきてお隣の屋根で遊んでいます。

  「好きな方むきし子猫の横座り」(おうま)

 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」。この『平家物語』の書き出しはあまりにも有名です。この「諸行無常}(しょぎょうむじょう)を、みなさんはどう受け止められますか?「ああ、この世はなんと<はかない>ものよ・・・」。と、無常感をもって受け止められたのでは?はたして仏教用語の「諸行無常」とはそういうものなのでしょうか?

  雲一つどこも動かぬ秋の空