木魚歳時記 第450話

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 ひさしぶりに、インコのピーこちゃんのお相手もしなくては・・・と、そこで、おつむ見せてと言ったら「ほら、こんなんなった」と羽毛がツクツクと筆のように生えてきているのを見せてくれました。ちょっときも~。木魚さん、ピーこ、まさか<へんねし>おこさないでしょうかねえ?(ごんママ)

 木魚が、ワン公を飼っていたとき新しく小犬が来て、そいつに気ぃを取られていたら、もとからいたワン公が悲しそうな目をしたことを覚えています。
 仏教では「四苦八苦」といいます。なかでも「求不得苦」(ぐふとっく)は、もっともおちいりやすい煩悩です。たとえば、いつまでも若くありたい、病気はしたくない、ましてや死にたくなどない、などなど・・・求めようとしも適えられない欲望をいだくことです。あいつは嫌いやいない方がよい ! そんな<へんねし>もおなじことです。「みんな異ってみんな良い」。その思いやりがあれば大丈夫です。

    これは何ざらりと掛る鬼やんま