木魚歳時記

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木魚歳時記 第433話

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さて、木魚について。

 お寺の本堂にある、あの、木魚のことです。
 お魚は昼夜ともに目覚めている(目をあけたままで眠る)と考えられたところから、修行僧の怠情・怠慢を戒める意味で用いられた・・・という説があります。わが国には、江戸時代に「黄檗宗」(おうばくしゅう)伝来とともに伝わりました。それ以来、読経のときに<調子を取る>仏具として用いられています。
 もう一つは、魚板(写真)があります。これは寺の廊下などに吊して、これを打つことで、寺内での点呼、合図、時を知らせることなどに用いられます。どちらも、僧の覚醒(かくせい)をうながすためにある・・・と考えていいでしょう。昼、ウトウトして、夜、花街へ・・・そんな和尚があれば、脳天を一打して「喝」(かつ)を入れねば・・・

    花街の 闇にのぬっと 盆の僧