木魚歳時記 第429話

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山畑川 そこに大きな 稲光

 抽象的なスタイルが多い、ぼくの俳句の中では、めずらしく自然スケッチふうの、それもスケールの大きい俳句?ができたつもりです。これから、しばらく、こうした視点での俳句が詠めたらいいなあ・・・と思っています。それにしても、空を仰ぎ見るような機会は少なくなりました。

   「心。ひろく、ひろく、もっとひろく」(高田 好胤)

 このところ、ぼく自身の懺悔(さんげ)というか、ぼく自身について喋ることが多くなりました。やはり、歳のせいか、話題が貧困になったのか、息子へのバトンタッチが確実となったから・・・そのへんのところは、ぼく自身にもよくわかりません。しかし、あっという間に一年が過ぎることだけは確かです。