寺町に たひらな顔の ラムネ売り
寺町に御霊神社があって、縁日のときにはいろいろなお店が出ます。こどもの頃は、夕暮れからよく連れていってもらった記憶があります。綿菓子や、金魚すくいの横で、ラムネを漬けて売っていた、おやじの平たい顔が浮かんできます。
「人の心が刀で斬れるか、力でとれるか」(岡 鬼太郎)
俳句を始めて思うのは「追体験」もいたしかたない?実体験(写生)にこしたことはないのでしょうが、街頭でラムネや、アイスキャンデーはもう売っていないし、さりとて「三色ソフト・クリーム」では・・・しかし、今の若者たちにラムネといっても?ことば生き物ですからむつかしいことです。