木魚歳時記 第416話

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稚蝉の 山門に来て 固まりぬ

 「あっ、地虫や」。稚蝉(ややぜみ)、つまり、「地虫」が石畳を這っているではありませんか。まわりに樹木は見あたりません。このままでは・・・そこで自坊に連れて帰り放してやると、なんと門柱に登り始めました。どうか無事に羽化するように・・・ただ祈るしかありません。

  「人知らずとも、わが良心これを知る」(新島 襄)

 わたしたちが、最後の一線として残すのは「自分の良心」以外にありません。NHKの朝ドラで・・・発掘調査の出土品の取り扱いをめぐって、主人公の良心と置かれた立場をめぐって、主人公の葛藤が始まっています。結末やいかに?