土喰って 藁喰って さて親燕
蛙の次は「燕の子」です。イメージはありましたが、さて、営巣の現場を見つけるとなると・・・「ウェブ」の借用はご法度ですから、燕の巣を探して回りました。そしてようやく抱卵最中の燕の巣を・・・子燕が生まれるのを待ちきれず揚句となりました。
「飄然として何処よりともなく来たり、
飄然として何処へとも去る」(徳富 蘆花)
ボストン美術館所蔵のゴーギャンの絵に「人いずこより来たりていずこへ去るや?」。と、書き込まれていると聞きました。それが事実であるならば、洋の東西を問はず、卓越した人(達人)は、おなじようなことを考えるものだ・・・と感心しました。この燕の子も、なんの挨拶もなしに巣立ってゆくことでしょう。