木魚歳時記 第371話

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 ひなげしや 与謝野晶子が 咲いてゐる

 与謝野晶子の歌に「ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君も雛罌栗(こくりこ) われも雛罌栗(こくりこ)」があります。「こくりこ」とは、仏蘭西(フランス)語で雛罌栗(ひなげし)のことです。沿道に与謝野晶子が燃えていました。

      「知は愛なり」(プラトン

   下から子供が「ざくろさん、熟れたら私にくださいな。」
   上からからすが「あほかいな。おさきに私がいただこよ。」
   あかいざくろはだんまりで、下へ、下へと、たれさがる。

 ぼくの好きな金子みすゞさんの詩です。