木魚歳時記

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木魚歳時記 第321話

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 木曽殿の おつむさすりて 涅槃西風

 再度「義仲寺」へ行ってきました。今は昔となりましたが、31歳を末期に時代を駆け抜けていった木曽義仲が近江の粟津で最後を遂げたときも、西方浄土より吹くという涅槃西風(ねはんにし)が訪れたでありましょう。

   「仏心に敵はない」(不詳)

 「涅槃」(ねはん)とは、煩悩の火を吹き消すこと、つまり、悟りに達することです。また生命の火が消された、ということで死去をも意味します。その典型が釈迦の「入涅槃」(にゅうねはん)です。実は、釈迦の入滅の月日は特定されていません。インド暦による第二の月(満月の日)が中国・日本の2月15日(陰暦)にあたるところから、この頃を中心に「涅槃会」(ねはんえ)が行はれます。