マントラを 吸ふて息づく 龍の玉
昔、ぼくのお寺にも「龍の髭」や「龍の玉」はたくさんありました。さて、「マントラ」とは、お釈迦の時代のインド語で「真如」(しんにょ)と訳されます。すなわち「真実なるもの」の意味であります。
「死んだのちに仏になると思うなよ
死なぬ中こそ真の妙法」(白隠禅師)
承安5年(1175年)、法然上人43歳のとき、比叡山の天台宗総本山延暦寺で蓄積された、学問も、地位も、名誉も・・・そのすべてを捨て、天台と別れを告げ、比叡山を下る決意をなさいました。その理由については次回に・・・