木魚歳時記 第295話

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髭冴ゆる 正岡子規や 大海驢

 俳句の世界では、自解(自分で自分の句を解説すること)は好まれないようです。ですから、このホームページなど「異質」の部類に入るのでしょう。でも、ぼくの俳句は俳句の体をなしませんから・・・解説しないとわからないので困ります。

 「どんなに秀れた機能の電球でも、
      スイッチをいれねば電気はつかない」(小島 昭安)

 正岡子規は、獺(かわうそ)の獲ってきた魚をならべる習性をまねて、気に入った本を身の回りに置くことで、自分を「獺祭書屋主人」(だっさい)と号したそうです。できることなら、ぼくも「獺祭女庵主人」となりたいものです。