木魚歳時記 第292話

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つむじ風 雀泣かせて 寒に入る

 比叡おろしが吹きすさぶ河原を歩いていると、枯れ草のくぼみに、たくさんの雀がボロ布のように固まって、身を寄せあってふくらんでいました。

   「とやかくいわんと、
         念仏申さっしゃい」(上田 さと)

 法然上人さまは「智者のふるまひをせずしてただ一向に念仏すべし」と申され浄土宗を開かれました。ぼくは「俳諧は三尺の童にさせよ」。この芭蕉のことばにしたがって俳句に励まなくては・・・と考えています。