木魚歳時記 第266話

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古老柿の しわの数だけ 佳かりける

 宇治田原まで「柿屋」を見学に行ってきました。藁葺き屋根(「柿屋」)の下に干柿がならぶ風景は壮観でした。


 「善人なほもて往生を     とぐ、いはんや悪人をや」(親鸞上人)

 甘い渋い。それだけで善悪と判断するのは身勝手でしょう。自然界にはもっともっと深い「仕組み」が隠されているはずです。それはともかく、渋柿を甘くする方法や、いろんなところに柿渋の利点を応用するなど・・・先人達の生活の知恵の豊かさには驚かされます。