木魚歳時記 第256話

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 黄落や 歴史を拓く 少女像

 落葉の海にたたずむ少女像。これがロダンの「考える人」なら絵にならないでしょう。
   

「手助けをしてくれる人があっても

     淋しさを救ってくれる人はいない」(石川 洋)

 災害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。あの状況に遭遇すれば、ぼくなら呆然自失すると思います。動乱の中で「皮一枚」踏みとどまり、再生に向けて動きだすのはいつも女性であるようです。歴史は女性により拓かれてきたのです。