中年や ラムネと懸けて 女房と解く
ラムネ瓶を見ると、ゲップ、いえ「空気」を連想します。見えないが大切な「空気」のことです。吸う息も吐く息も、これほど大切なものはありません。でも、日ごろは忘れています。「ラムネと懸けて女房と解く」「その心は、空気みたい」なのです。
「空」
心、明るい人は「そら」と読むでしょう。
心、淋しい人は「から」と読むでしょう。
心、尽くした人は「くう」と読むでしょう。
(新井世子)
「空」(くう)とは、「こだわり」を捨てることです。「執着」から離れることです。「おおらか」に過ごすことです。「ありがまま」に生きることです。難しいことですが大切なことです。