2019-11-20から1日間の記事一覧

木魚歳時記第4037話

隆房が中宮のお返事をいただいて急に退出するというので、このまま帰すのも興がないことだと思い、扇のはしを折り取って、それに次のような歌を書いて渡させた。 かくまでも情つくさでおほかたの花と月とをただ見ましだに 少将はこの歌を、そば恥ずかしいほ…