翌年の崩御もその素因はこの時につくったものかも知れない。なにしろ、この女院が三十五歳の女盛りでの崩御は、日を経ても御膳さえお手も触れさせぬ上皇の御悲嘆はもとより、平家にも容易ならぬ損失であった。(佐藤春夫『極楽から来た』)693 小鳥来る葉と…
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