彼女は時信の次女で清盛の妻の妹であるが、上皇がはじめて目をつけた時は、平治の乱の翌年で清盛もまだただの参議であったし、彼女は大柄で色白に豊頬明眸の可憐な少女にしか過ぎなかったが、上皇の寵を得て十五歳で上皇の一皇子を生み奉った。(佐藤春夫『…
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