2019-08-13から1日間の記事一覧

木魚歳時記 第3883話

藤原成道は民部卿宗通の子であるが、千日欠かさず練習の結果、蹴鞠(けまり)の名人になった人であった。一日、父宗通の参籠(さんろう)のお共をして清水に参り、鞠(まり)を持ったまま仏前の一礼をすますと、舞台の勾欄(こうらん)を沓(くつ)のままで…