四の宮が大納言経実の女懿子との間に一子守仁をひそかに設けた時、朝子は罪を一身の監督不行き届きに帰して、どう身を処しておわびを申し上げようか、とひたすらに嘆きわずらうそのふびんさを見かねた美福門院が、四の宮のためというよりは、紀の二位のため…
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