2019-08-08から1日間の記事一覧

木魚歳時記 第3878話

そのため、同好の友人仲間の歌い相手には不自由はしなかったが、歌がだんだん我流になってしまうように思えて、時々はほんとうの上手と歌いたいのに、その歌い相手に事を欠く始末であった。 この嘆きを乳母の朝子にうち明けると朝子は奔走し、つてを求めて目…