下野はきのかみとこそ成りにけりよしともと見えぬかけつかさかな という落首を書きつけた者があった。きのかみは紀の守と木の上とをかけたのはいうまでもない。かけつかさ(掛司)な任官の意である。こんな歌としてはまことにそつのないでき栄えと評判が高く…
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