2019-07-08から1日間の記事一覧

木魚歳時記 第3846話

やっと力を得ていよいよ都へという段になって、同行していた家司(けいし)(一門の大番頭)筑後守家貞が、長櫃(ながびつ)を多数重そうに持ち出させた。開けさせてみると思いがけなくも五十領のよろいが出て来た。清盛は喜びながらにも、「よろいばかりで…