為経に捨てられた恨みにか、罪もない幼な子を見捨ててひとり五条三位の家に家にあとがまとなった彼女であったが、俊成はさすがに両親に捨てられた寄るべのない子を引き取ってねんごろに育てていた。その恩義を思わず、あの浮気な三十女は、家人の門に出入り…
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