翌年やっと忠実はもとの如く内覧を許されたが、それもほんのしばらくで辞した。内覧を旧に復されたのも忠通を関白にするための段取りとして忠実の感情をあらかじめやわらげて置くものと知って忠実は直ぐ身を退いたものである。果たして忠通は次いで関白とな…
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