南都に入った法然は、先ず第一に因明(いんみょう)(物事の正邪真偽を考察論証する一種の論理学)の大成者として名高い蔵俊(ぞうしゅん)を訪うた。 蔵俊は安元(あんげん)二年(一一七六)権律師(ごんりっし)に任じられ、三年後には権少都(ごんしょう…
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