2018-09-28から1日間の記事一覧

木魚歳時記 第3564話

「都ですぐれた師に就き、切磋琢磨(せっさたくま)の友を持てば自然とはげみも出て大成します。勢至丸はもう童子ではない。山寺でわたしなどが教える器量ではありませんから、こうお願いするのです」 と、観覚の熱意は面(おも)にあふれている。同じ相談は…