2018-09-16から1日間の記事一覧

木魚歳時記 第3552話

第五章 文殊像一体 (一)観覚は途(みち)すがら、ところどころで梅が香のただようのを聞いたが、今、倭文(しどり)の家に来てみると、その庭の見なれた老木には南枝がもう七分咲きであった。(佐藤春夫『極楽から来た』)255 六道の辻で飴売る傀儡師 傀儡…