小矢というのは十二束に足らぬ短い矢で、それをふさわしい小弓で用いたものであるが、武士の勢力を得ようとする時代の好みに合ったので、上下一般の小児に喜びもてあそばれたのは、堀河天皇の皇長子で、おん父の温厚には似ないきかぬ気の宗仁(むねひと)親…
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